何が必要?ニューボーンフォト[撮影依頼〜納品まで]簡単解説
「ニューボーフォトを撮影する時には何を準備したら良いの?」
「どういう流れでやり取りを行いの?大まかな流れを知っておきたい」
こんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回の記事では、ニューボーンフォトの撮影依頼を受けるところから納品までの準備や諸注意について簡単に解説していきます。
Table of Contents
撮影の流れと時間配分
一般的には以下のような流れで撮影〜納品までを行います。
撮影のステップと基本的な流れ
出産予定日が決まった段階で予約するお客様もいれば、出産直前〜出産直後に予約してくる方もいます。柔軟に対応できるように、日頃から準備しておくことが大切です。
予定時間の目安と撮影のポイント
撮影当日の滞在時間:1時間〜4時間
撮影ポーズの数やアイテム、赤ちゃんの眠り具合などによって変動します。
撮影前のコミュニケーションと打ち合わせ
赤ちゃんの安全性の観点から見ても、当日に無理な要望が出てこないように予め「共通認識」を固めておきましょう。その際には、撮影したいイメージがあるかどうかなど、丁寧なヒアリングが必要です。
☑️お客様がどのような写真をイメージされているか?
☑️自分がそのイメージに合致する撮影をすることができるか?
などを明確にしましょう。
撮影者としては確かにお客様へお渡しするのは写真ですが、「写真」を納品するのではなくニューボーンフォト撮影という「体験」を納品するという意識で臨みましょう。
お問い合わせ〜写真を受け取る、そしてお家の中に飾ったり、親族や友人へ共有したりする体験の全てを通して「ニューボーンフォトを撮影してよかった!」と思っていただけるような、素晴らしい体験を提供することができることがニューボーンフォトグラファーを目指しましょう。
クレームにならないように気をつけること
とにかく丁寧にお客様に対してヒアリングすることが大切です。[できること・できないこと・できない可能性があること]を事前に明確にお伝えしておくことで、撮影当日になって「このポージングも撮影してもらえると思っていた」などというトラブルを防ぐことができます。
撮影場所と環境の整備
撮影スペースとしては狭ければ2畳分のスペースがあれば撮影が可能です。自然光が入る・掃き出し窓(窓の下部分が床面に接している窓)の前・何もない床の面で撮影できることが望ましいです。お客様にあらかじめ伝えておきましょう。
撮影に必要な道具とアクセサリーの準備
一般的には、背景の敷物・かご・クッション・おくるみ・ヘッドドレス・帽子・ぬいぐるみ・衣装など
自然光の明るさを調節のためのディフューザー(レフ板)・カメラ、など。
季節感ある装飾(夏であれば海っぽいもの、秋なら紅葉など)や、男女による色分けなど、レパートリーを持っておくと良いでしょう。
ニューボーンフォト撮影の各種小物・小道具を掲載しています。
参考サイトはコチラ【Props Shop「Erti」】
お客様への納品方法
従来のフォトスタジオでは商品販売(現像写真・アルバムなど)が一般的ですが 近年ではデータ納品(オンラインストレージ)での納品が主流になりつつあります。
オンラインストレージってなに?
オンラインストレージとは、インターネットを通じてデータを保管できるクラウド型のストレージサービスです。大容量の写真データを納品する際にオンラインストレージを活用するメリットは以下の通りです。
▶️大容量データの送受信が簡単
オンラインストレージにデータをアップロードするだけで、相手に共有リンクを送ることができます。メールに添付して送るよりも手間がかかりません。
▶️データの配送コストがかからない
DVDやUSBメモリなどの物理メディアで送る場合に比べて、配送の手間とコストを大幅に削減できます。データをクラウド上に保管するため、機器の紛失や故障の心配がありません。データのバックアップが容易で、保管スペースを気にする必要もありません。
▶️業務の効率化が図れる
提供者側にとっては、送り先に関係なくデータを簡単に配送できるため、業務を効率的に進めることができます。受取側もダウンロードだけで済むので、作業工程がスムーズになります。共有リンクを開けばいつでも最新のデータを取得できるため、双方にとって管理がしやすくなります。
このようにオンラインストレージは、写真データの大容量納品において、提供者側・受取側双方にメリットがある有用なサービスといえます。近年では、GIGAファイル便・Google ドライブ・One Drive・firestorageなどの無料サービスも増えてきましたので、ぜひ利用してみてください。
撮影依頼〜納品まで大切なことは
七五三やバースデーなどの他の撮影イベントと異なることは、ニューボーンフォトは撮影できる時期が限られるため、取り返しのつかない撮影イベントであることです。当日の撮影を間違いなく行うのはもちろんですが、事前のお客様とのすり合わせ(ヒアリング)に相違がないことが最も重要です。
撮影後1週間が経過してから撮り直さなければいけない、と気がついても取り返しがつかないことになりますので、事前のすり合わせに十分に時間をかけて準備しておくことが大切です。